ダブルフェイス
実は私、テキパキをやりながらもう一つの顔を持っています。
細かく言えば、プライベートの、たとえば母だったりするのはもちろんですが
そうではなくて、いわゆる職業でのもう一つの顔です。
お客様によっては「いい加減な気持ちでやっている」んじゃないかとか、
「そっちだけじゃやってけないからセカンドビジネス?」とか
そうお考えになる方もいらっしゃるかもしれませんが
私にとってテキパキも、もう一つの仕事も同じように大切な仕事です。
それは性格の違う二人の子供みたいなもので、
どちらが好きとかどちらが優先とかいうものではなく、同列です。
大切なスタッフもこの仕事を楽しんでやっています。
そして、私にとって仕事とはこうであるべきだと思っているのです。
仕事は、楽しくないとならない…!
楽しいからやっていると言うと「道楽でやっているの?羨ましい〜」という声も聞こえてきそうですが、いえいえ、決してそうではありません。
家族のために真剣に働かなければならないのは多くの皆さんと同じです。
ある意味では人の下に立って行う仕事ですし、肉体的にも家事は重労働です。
相応の心掛けがなければ卑屈な気持ちが暗雲のように垂れ込めてきたりすることもあります。楽しい時ばかりではありません。
家事代行を始めてから
「楽しい?仕事が??」と言われたことがあり、
それは私にとって驚くべきことで
確かに、人の家で皆が後回しにする掃除や洗濯みたいな非生産的な仕事をするなんて
考えてみたら楽しいわけないのかもしれないですけれど…。
多くの人にとって、仕事は楽しいものではなく、報酬を得るために我慢して続けるものだということを初めて知ったのでした。
私の場合、いつも仕事は自分が選んでやっていること、世の中にゴマンとある自分のできる職種の中で今、この瞬間、この仕事を選んでやっていることを思うと、
楽しまなければ勿体ないし、
目の前に明らかにある課題をこの手で確実に解決していける満足感!
少しでも早く正確にと思い、昨日より今日へとスキルが上がっていく達成感!
ランニングしているかのような疾走感、爽快感!!
(ちょっとヘンタイっぽいですが)。
家事は単純で誰でも出来る仕事だと思います。だからこそ突き詰めやすく、誰でも努力次第でスペシャリストになれる仕事ではないかと思います。
そして、いい仕事を正しい気持ちですることでお客様から「ありがとう」と言われる、
…こんな素晴らしい仕事はそうそうないと思います。
で、テキパキハウスキーパーズでない、もう一つとはどんな仕事かというと、20年前からやらせて頂いてる仕事で、雑誌や広告に関わるクリエーターの端くれです。
若い頃は単純にお洒落もしたかったし、おもしろいと思える人と関わってみたかった。ちょっとカッコいいようなこともしてみたかった、ミーハーな若者でした。
都心にいると、ちょっと出かければスゴイ人たちがいて、勇気を持って話しかければいろんな事を教えてくれました。
お洒落な仲間とビールを飲み飲み、歌ってゲラゲラ笑いながら海にドライブに行ったり、ヒッピーみたいな海外旅行をしたり、今思うと(アホだなぁ(笑)!)と思うようなことも多少やって来ましたが
仕事となると「絶対に負けるもんか」という気概を見せ、
「私が関わるからには」どんな仕事でも絶対いい物を作ってやるんだと
全力投球、真剣勝負でやってました。(まぁ、空回りの事もありましたが)
そんなこんなで苦手な仕事も得意な仕事も、オファーがあれば全て引き受け
出来そうもないことも 「もちろん、できます!!」と
言っちゃったら現場までの時間ろくに眠らず、知らないことは調べて、やってみて、覚えて、本番にはさも当然のことのようにやってのけ、たまに胃がおかしくなって胃液を吐くほどのプレッシャーの中、常に120%のあがりを目指してやりました。
どシロウトから、毎回毎回120%を積み重ねていったらだんだん仕上がりのレベルが上がり、駆け出しの頃はドキマギしていたこともすっかりこなれていつの間にか自分の力になっていきました。
そんなこんなで29歳で知り合ったカメラマンと結婚し、35歳で息子を産んでからは子どもや家庭を持った女性向けの仕事にシフト、有難いことにいつも大手の会社とお付き合いさせて頂いて、海外へロケに行ったり、有名な方とお目にかかったり普通ではなかなか出来ない素晴らしい体験を沢山させて頂きました。
昼夜定時のない仕事で、子供ができると今までのようには働けなくなりましたが、夜になってお迎えの時間だからまた明日、なんてペースでやっていたら、作品の上がりは本気でやっていない影響がハッキリと出てしまいます。私の分野はプロジェクトの一端ではありますが、その部分については私一人ですべての責任を追わなければならないのです。
夫は駆け出しのカメラマン、まだまだ仕事は不安定で私のほうが世の中に少し先に出ていました。どちらも仕事の手を緩めるわけには行きません。
私の場合は子育てを手伝ってくれる家族親族が1人もいませんでした。
12時間保育をお願いしていた保育園の他に常にお手伝いさん、ベビーシッターさんをブッキングし、早朝、深夜、週末にお願いして助けてもらいました。状況によって仕事の時間は変わり、予約時間など色々と難しい面があって、いつも決まった人をお願いするというのは困難で、好意からフレキシブルにやって下さるところ、ルールに厳しい所、色々な事業所や個人の方を掛け持ちしてやって来たこともあり、その中では素晴らしい個人事業のシッターさんにもようやく巡り会えましたが、年間トータルではOLの年収くらいの金額の料金を支払っていたにもかかわらず、受けたサービスは納得の行くものは少なく、
「他にできる事がないから家政婦、こんな仕事ほんとうは嫌なんだけど時間通り、言われた通りに仕方なくやる」みたいなネガティブなプロトタイプから一歩抜きん出た、もっと使いやすく、子供にも安心なホームサービスがないものかと心の奥で思ったのが、
テキパキを始める小さな種火だったのでした。
今、息子は1人でお風呂に入るし、腹が減ったら自分から何かを食べることが出来るようになったし、電車に乗ってどこへでも行けるし、おかげさまで大きくなりました。息子もよく頑張ってくれたと思います。君じゃないとやってこれなかった。ありがとう。
子育てと仕事の両立は結構大変でした。…でも
その上に介護を抱える女性もいるし、様々な理由で生活にサポートが必要な方だっている。私なんかよりももっと厳しい現状の方はその辺にゴロゴロいらっしゃるのです。
おかげさまでそういうことにも気がつくことが出来るようになりました。
そして私は、ずっと心の奥で温めていた家事代行の仕事を準備し始めました。
東京広尾の家事代行サービステキパキハウスキーパーズ
http://www.teki-paki.jp/house.htm
はじめまして。
テキパキです。
今日はほんのり温かな日差しの明るい一日でしたね!
どんな休日をお過ごしでしょうか?
ここ、広尾では日曜日は毎週商店街がホコ天になります。
ホコ天、と言っても明治通りから外苑西通りへの抜け道といった感じの、
細い一方通行の道ですが、
皆さんがイメージする高級住宅地の広尾とはすこし趣が違って
ちょっとレトロっぽい普通の商店街です。
最近新しくできた話題のお店は[AND THE FRIET]というフレンチフライ専門店。
本場(?ってフランスじゃないの?)ベルギーのじゃが芋と、全国のじゃが芋を使い、
いろんなカット、多彩な味付けで、からりと揚げたフレンチフライを今どきでお洒落な雰囲気に味わえるお店です。
オープン前にポスティングされていたのは画像のようなリーフレット。
顔のイラストは男性も、女性も、犬のあなたも。って感じでしょうか?
こんなでかわいいのでうちのフルーツと根菜のバスケットにプスッと差してます。
オープンしたばかりの頃に大阪から泊まりに来た友人に行ってみない?と誘ったのですが、
糖質制限中の彼女は「フライドポテト?ちがうとこにしよ」と言われてしまい
というわけでその日はBONDI CAFEへ。(ま、そこはそこで別のお客さんの公開プロポーズに遭遇したりでシアワセを分けてもらいましたが)
先日ふたたび行ってみようと思ったら、、、
すご〜い行列!!一番前のキッズを連れたファミリーは寒さとあまりの待ち時間の長さでキッズギャン泣き。ママが「ごめんね、ごめんね、もう少しだから、許して」と一生懸命謝っていました。
それほど美味しいんでしょう。ひとくち食べさせて「泣く子も黙る」、となればいよいよ本物です。
商店街へはしょっちゅう買い物に行っているので空いてる時があったら食べてみてレポートします。
今頃は日曜だし、お天気いいし、きっとすごいことになってて、お店の人は揚げて揚げて揚げまくっている頃だと思います。
ちなみにポテトスタンドなのでイートインができたかどうかははっきり分かりません。
とても小さいお店なのでたぶんテイクアウトがメインだと思います。